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病院食で「地産地消」 栄養士ら直売所を訪問

2024/9/14

  • 安城更生病院職員に地元農産物の魅力や選び方のコツを伝える
    岩戸副部長(左)
  • 地元チンゲンサイを使った「チンゲン菜の中華和え」と紹介カード

安城市安城町のJA愛知厚生連安城更生病院は、地域の食材をおいしく食べてほしいと、地産地消の取り組みに力を入れています。同連の「地域とともに地域医療を守る」という想いから、地元の方に寄り添った医療を食事提供でも実現することが目的。地元のJAであるJAあいち中央と連携して、同院の病院食に地元産農産物を使ったメニューを増やす方法を模索しています。

7月9日には同院の管理栄養士と調理師の2人が、地元農産物が並ぶ産直店舗を見たいと、JAあいち中央ファーマーズマーケットでんまぁと安城北部と安城西部を訪れました。JAあいち中央産直振興部の岩戸省二副部長から地元農産物の魅力や選び方のコツなどを聞き、「今後のイメージが膨らんだ。地元農産物を提供することで、患者さんの喜びと地域の食材を知ってもらう機会につながるとうれしい」と話しました。

7月25日には、地元産チンゲンサイを使った「チンゲンサイの中華和え」が提供され、地元産であることやチンゲンサイの特徴などが紹介されました。食べた人からは「地元の新鮮な野菜を食べられてうれしい」との声があったといいます。

JAあいち中央は地元農産物である「碧海そだち」のPRに力を入れており、「碧海そだち」の認知度向上と“好き”になるきっかけづくりとして同院との連携を深めていきたい考えです。同部の都築雅幸部長は「食べる体験を通して住んでいる地元農畜産物を好きになってほしい」と話しました。

JAあいち中央が2025年夏に同院近くでオープンを予定している産直新店舗を活用した連携なども視野に話し合いを進めていきます。