トピックスレポート
サツマイモ種芋をキュアリング処理
2024/9/24
- キュアリング貯蔵用に搬入された種芋を運ぶJA職員
JAあいち中央営農部碧南園芸課は9月24日、碧南市古川町のJA碧南北部営農センターで、サツマイモの種芋の貯蔵保存処理を行いました。碧南市内の生産者6戸分の種芋が搬入され、全5品種、558コンテナ(1コンテナ約20キロ)が貯蔵庫に積み上げられました。集められた種芋は2月末まで保存した後、生産者に戻されます。
掘り取り時などで傷が生じたサツマイモは腐敗して長期保存できませんが、適度な温度と湿度管理で、傷の表皮下にコルク層ができて自然治癒を促すキュアリング処理をすることで、長期の保存が可能になります。キュアリング処理を行う貯蔵庫は、温度を35度、湿度を90パーセントに保ち、種芋を3日間ほどかけて処理します。その後、温度を15度まで下げて貯蔵します。
同課の渡邊宗和さんは「種芋を効率的に保存するため、キュアリング処理は重要な作業。適切な温度で管理し、生産者に戻していきたい」と話しました。