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営農・農機障害と情報連携 農業金融仲介を充実 表彰制で意欲向上

2024/10/11

  • 表彰された清水さん(左から2人目)と井上さん(左から3人目)

JAあいち中央金融部融資管理課農業金融サポート室は農業分野における金融仲介機能をより一層発揮させるため、営農渉外、農機渉外担当者との情報連携を強化しています。2023年度の同室設置時から、両渉外の情報連携にかかわるモチベーションの向上を目的に、農業資金ニーズ情報等の連携にかかわる表彰制度を導入しました。

表彰は年4回、四半期ごとに行われます。開始当初の23年度第1四半期の情報数は4件でしたが、直近の24年度第2四半期には27件と、約7倍に増えました。受彰者は、融資に関する情報や融資渉外、信用渉外との同行訪問の件数のほか、提供した情報の内容などを総合的にみて決められます。

同室は、農業者の農業経営をサポートするため、農業経営コンサルティングに取り組んでいます。農業者との接点が多く、様々な情報を得られる両渉外との連携を促進することで、農業資金ニーズや農業経営コンサルティングニーズなどの早期把握を図っています。情報は同室と農業者の最寄りの支店の融資担当者が共有し、対応しています。

24年度第2四半期の受彰者には、営農渉外ではJA刈谷営農センターの井上剛さんが、農機渉外では同JA農機センターの清水敬之係長が選ばれました。10月11日には表彰式が開かれ、同課の沓名慎一課長から農業応援チケット3千円分が手渡されました。井上さんは「これからも営農渉外として農家をサポートしていきたい」と、清水さんは「今後も農機の提案などをしていきたい」と話しました。

同室の石原浩明室長は「農業者の様々なニーズを把握して、迅速に各部門に共有して対応することで信頼される営農・農機渉外になってほしい。今後も事業間連携を強化し、農業者の満足度向上につなげていきたい」と話しました。