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本寄贈⇒売却金⇒支援に 犯罪被害者支え感謝状

2024/10/18

  • 感謝状を受け取った酒井専務(中)

JAあいち中央は、犯罪被害に遭われた方々への支援活動に役立てるプロジェクト「ホンデリング・プロジェクト」に協力したとして、プロジェクトを手がける公益社団法人「被害者サポートセンターあいち」から感謝状が贈られました。「ホンデリング」とは、寄贈された本などの買い取り相当額が、犯罪被害に遭われた方々への支援活動に活かされる取り組み。「本(ホン)で支援の輪(リング)が広がってほしい」という願いが込められた名称です。

JAは安城警察署の呼びかけに応じて、犯罪被害者の支援を目的に、8月23日から9月20日の間にJA役職員や子会社のあいち中央サービス社員から、読み終えた本やCDなど1850点を回収。10月18日に安城市横山町の安城警察署で行われた贈呈式で、JAの酒井一宏代表理事専務が同法人の白柳大仁事務局長に約600点を手渡しました。残りの約1200点は後日、JA管内にある碧南警察署、刈谷警察署を通じて同法人に寄贈します。

酒井専務は「我々はこの地域で事業を展開している。その中で感謝の意を込め地域貢献、社会貢献に役立てるということで取り組ませていただいた。これからも、地域の農業協同組合として貢献していきたい」と話しました。白柳事務局長は「このプロジェクトは、孤独になりがちな被害者にとって、社会全体で多くの方に支えられていると感じていただけるもの。ご理解いただき感謝する」と話しました。松田靖署長は「犯罪被害者支援の重要性を一人でも多くの方に知っていただこうと様々な媒体を通じて広報活動している。引き続き取り組んでいく」と話しました。

「ホンデリング・プロジェクト」は2011年12月からスタートし、全国被害者支援ネットワークの加盟団体である各都道府県の「被害者支援センター」に寄付できる仕組みが整っています。