トピックスレポート
家族で農業体験に汗
2024/11/2
- ダイコンの収穫を楽しむ参加者
刈谷市は11月2日、同市東境町の体験農園で「親子農業体験教室」を開きました。同市では親子で触れ合いながら、野菜を作る楽しさや収穫の喜びを感じてもらおうと、東境地区営農改善組合とJAあいち中央の協力で、毎年、春夏と秋冬に農業体験を行っています。
小雨の中、市内から23家族約70人の親子が参加し、ダイコンとサニーレタスの収穫を楽しみました。今年は害虫の猛威や長引いた猛暑の影響から生育の遅れがあり、ダイコンは大きいものを選んで抜いていきました。この日収穫できなかった野菜は、12月までに生育状況を確認しながら各自で収穫します。同農園で事前に収穫したダイコンと同組合員が提供したサトイモを使ったおでんの振る舞いも行われ、参加者は味が浸み込んだダイコンなどを堪能しました。
参加者は9月上旬にダイコンの種まきとジャガイモの種芋の植え付けを、10月上旬にサニーレタスの定植やダイコンの間引き、除草作業などを行ってきました。
同組合の丹村昇組合長は「栽培管理に苦労したが、やっと収穫を迎えられた。種まきや草取りなど、自分たちが栽培に携わった野菜の収穫を楽しんでほしい。あいにくの天気だが、雨の中の農作業も良い経験になったと思う」と話しました。
参加した親子は「大きいダイコンを見つけて、たくさん採れた」、「味の浸み込んだおでんに、雨で冷えた体が温まって、おいしかった」など楽しそうに話しました。
帰る際にはキャベツやブロッコリーなど8種類の野菜苗が無料で配られました。