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「刈谷の里芋」形、鮮度で好評

  • さといも部会

2024/11/15

  • サンプルを見ながら出荷規格を確認する部会員ら

JAあいち中央さといも部会は11月15日、刈谷市東境町のJA旧刈谷北部ライスセンターで目ぞろえ会を開きました。部会員や市場関係者ら5人が参加。サンプルで形状や詰め方、品質、選別調整方法など、出荷規格を確認しました。今年は5月の定植期に雨が多かったことや生育期に高温・猛暑などが長期にわたったことで作業や生育の遅れがあり、収穫量の減少が懸念されています。現在は同市内の学校給食用に使うサトイモを収穫。共選出荷は12月4日から始まります。

市場担当者は「昨年から厳しい状況。品薄により高単価ではあるが、大きいサイズの物が少ない。出荷量が少なくても少ないなりに売り方はある。少しでも出荷をお願いしたい。来年につながるよう販売していきたい」と話しました。

部会は13人が約90アールでサトイモを栽培。子芋と孫芋をくっつけた状態で「刈谷の里芋」として出荷し、他産地と差別化しています。芋と芋の接着面は手作業で泥を落とさなければならないため手間はかかりますが、ユニークな形と切断面が少ないため新鮮さが保てることが評価されています。紙袋(1袋840グラム)に入れ、口を開けたまま段ボールに詰めて出荷します。12月上旬から下旬まで約30箱(1箱10袋入り)の出荷を見込んでいます。