トピックスレポート
児童がしめ縄作り挑戦 地域ボランティア「志貴っ子田んぼの会」協力
2024/11/27
- 「志貴っ子田んぼの会」の会員からしめ縄づくりを教わる児童
安城市柿碕町の同市立志貴小学校5年生16人は11月27日、同校体育館で正月準備の一つ「しめ縄づくり」に挑戦しました。同校では、環境学習の一環として、地域ボランティア「志貴っ子田んぼの会」の協力で、5年生が1年を通して稲作活動に取り組んでいます。田植えや稲刈りだけでなく、田んぼの草取りやわら播きなどの作業も行い、体系的に学んでいることが特徴です。
わらや四手などしめ縄づくりに必要な材料は同会メンバーが用意。児童らはわらをねじったり、輪を作る専用の器具を使用したりして形を作ったあと、四手を貼り付け、一時間ほどで立派なしめ縄を作り上げました。児童は「わらをねじりながらまとめて、1本の縄にするのが難しかった。途中からは慣れてきて上手に作れて嬉しかった」と話しました。
同校の長坂祐一校長は「地域の方のおかげで児童が稲作を体験できているため、感謝の気持ちでいっぱい。安城市は農業が盛んなので、しめ縄づくりなど日本の農業文化を子どもたちにも受け継いでいってほしい。今日作ったしめ縄飾りを家族で飾って来年も良い年を迎えてほしい」と話しました。
同会の榊原孝七さんは「今日使ったわらには、子どもたちが育ててきたわらも含まれている。自分たちで一生懸命作ったものを家族で玄関に飾り、思い出にしてほしい」と話しました。
出来上がったしめ縄は、後日、近所の神社でお祓いを受けたあと児童らに手渡され、各家庭の玄関に飾られる予定です。