トピックスレポート
しめ縄作り豊作願う
- 熱田神宮豊年講あいち中央支部
2024/12/7
- 大しめ縄を作る講員ら
熱田神宮に奉納する大しめ縄作りが12月7日、碧南市港本町のJAあいち中央碧南営農センターで行われました。でき上がった大しめ縄は五穀豊穣を願い、25日に熱田神宮に奉納されます。
熱田神宮豊年講あいち中央支部の注連縄奉献委員を中心に講員ら約30人が参加。祈祷殿に張る長さ4メートル20センチの大しめ縄1本と神楽殿に張る長さ4メートル50センチの大しめ縄1本、熱田神宮内の大クスノキに巻く長さ9メートル60センチの大しめ縄3本を作りました。
材料となるわらは、講員の鈴木良樹さんが提供。講員は、刈り取った稲のはかまを取り、陰干ししてこの日に備えました。当日は、わらを決められた重さごとに分けたり、動かないように固定して束ねたわらを編み込んだり、形を整えたりと役割を分担して作業を進め、約4時間かけて5本のしめ縄を作り上げました。
同支部では、一昨年前から大しめ縄作りの伝承に力を入れています。今年は11人の若手農家が参加しました。ベテラン講員からわらの編み方や整え方、結び方などを教わりながら、大しめ縄を作りました。
注連縄奉献委員会の鈴木茂伸代表は「神様を敬い、五穀豊穣の願いを込めて、大しめ縄を作った。後継者育成にも努めている。年々、若い参加者が増えており、先輩の指導の下、腕が上がってきた」と話しました。
昼食には同支部の女性講員らにより地元農産物を使った料理が振る舞われ、午後には家庭用のしめ縄作り会が行われました。