トピックスレポート
安城和牛で男性らハンバーガー作り
- 安城南部ブロック
2025/1/17
平岩さん(左から2人目)の指導を受けながら安城和牛100%のパティを焼く男性参加者
JAあいち中央安城南部ブロック(安城南支店、安城中支店)が開いている、地元農畜産物を使った料理教室が好評です。その一つがハワイアンシリーズと題したパンやスイーツづくり。第3弾のメニューは、男性の参加を意識し、地元のブランド牛「安城和牛」を使ったハンバーガー。狙い通り参加者の約半数は男性。年齢性別を問わず、地域の人たちに地元農業を理解してもらう機会となっています。
JAでは管内で栽培、収穫され、JAを通じて販売された農産物を「碧海そだち」と名付け、ブランド化を図っています。そこで同ブロックは、地域の方々に地域農業や地元農畜産物を知ってもらおうと、オール「碧海そだち」(もしくは国産)を目指し、料理教室を企画しています。その一つがハワイアンシリーズです。第1弾が地元の豚肉でソーセージを作り、手作りパンに挟む「あおみドッグ(ホットドッグ)」、第2弾は、夏に旬を迎える3種類のフルーツをふんだんに使った「イチジクボウル」。どれもハワイで人気のメニューからヒントを得ました。
1月17日には、JAファーマーズマーケットでんまぁと安城西部で「手作りパン教室」を開き、参加した14人がハンバーガーづくりに挑戦しました。料理が初めての男性が気兼ねなく作業できるようにと、男性の信用渉外担当職員4人が参加者と一緒にハンバーガーを作り、場を盛り上げました。
材料に地元農畜産物を使っていることを意識してもらうため、「あおみバーガー」と名付けました。バンズはJA管内産の小麦粉「ゆめあかり」、パティは安城和牛100%で、どちらも手作りしました。
安城和牛は、手掛けている農家が管内に2軒しかいないことから「幻の和牛」とも呼ばれています。肉質が柔らかく上質なため人気があります。料理教室に先立ち、畜産農家を始めとした地元農業の現状などを伝えました。
ハンバーガー作りでは、参加者は小麦粉などの材料を手ごねしてバンズを成形し、発酵後、焼き上げた。半分に切ったバンズに熱々のパティやトマト、レタスなどを丁寧にはさんでいきました。高く積み上がったハンバーガーに「碧海そだち」のオリジナルピックを刺して完成させました。
参加者は出来立てを頬張ると、口々に「うまい!」を連呼。参加した男性の一人は「早く妻に食べさせたい。今日はとても楽しかったので、またパン作りに挑戦してみるつもり」と笑顔を見せました。
講師を務めた同ブロックくらしの相談員の平岩早苗さんは「料理を作り味わうことで、素材の良さやおいしさが伝わる。地元農畜産物を手に取ることで今後も農業を応援してほしい」と期待を込めます。