トピックスレポート
良質出荷へ確認 極早生タマネギ 消費者に応える
- 碧南玉葱部会
2025/3/10
サンプルを見て出荷規格を確認する部会員ら
JAあいち中央碧南玉葱部会は3月10日、碧南市港本町のJA碧南営農センターで「2025年産(24年播種)碧南極早生玉葱目ぞろえ会」を開きました。部会員やJAあいち経済連、市場関係者、JA職員ら約60人が参加。市場情勢や出荷方法、出荷基準に関する申し合わせなどを行った後、サンプルを手に取り、形状や大きさなど出荷規格を確認しました。
部会では、辛みの少ない極早生品種を厳選して「へきなんサラダたまねぎ」のブランド名で4月末まで期間限定出荷しています。辛みが少ないため、生で食べる際に水にさらさずに食べられることから、消費者からの人気も高まっています。
25年産は、定植期の11月の大雨や高温による病害や12月以降の乾燥と低温により、5日程の生育遅れがみられますが、品質は良好。今後の気温上昇で、玉の肥大が期待でき、出荷のピークは例年通り3月下旬から4月上旬と見込んでいます。
部会の商品管理部門の磯貝保夫リーダーは「いよいよ出荷が始まる。改めて資料や実物を確認して厳しい目で作業してほしい。乾燥・選果・選別をしっかり行い、『へきなんサラダたまねぎ』のブランドの価値と信用を落とさないように出荷していただきたい」とあいさつしました。
碧南市は県内有数のタマネギ産地。部会員131人は、約90ヘクタールでタマネギを栽培。極早生から早生、晩生と続き、6月末まで出荷します。「へきなんサラダたまねぎ」は、部会員の約7割が約28ヘクタールで栽培しています。
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