トピックスレポート
基本技術しっかり学ぶ 産直就農塾卒・入塾式を開く 農業発展に貢献へ
2025/3/13
渥美組合長から修了証を受け取る卒塾生(左)
JAあいち中央産直振興部は3月13日、安城市福釜町のJA安城西支店で、産直就農塾の2024年度(第10期)生卒塾式と25年度(第11期)生入塾式を併せて開きました。卒塾生23人と入塾生のうち27人、JA役職員、西三河農林水産事務所農業改良普及課など65人が出席。卒塾生には、JAの渥美純一組合長から修了証が手渡されました。
卒塾した24年度生の稲垣さよ子さんは「入塾のきっかけはそれぞれだが、おいしくきれいで安全・安心な農産物を作りたいという想いは皆一緒だったと思う。講義の資料を参考にしながら、販売農家としてお客様に喜んでもらえる野菜を産直店舗に出荷できるよう頑張りたい」と話しました。
入塾した25年度生を代表し、平岩和夫さんは「産直店舗で販売できる農産物を作るために、農産物の知識や栽培技術などを学び、産直店舗への出荷を通じて農業の発展に貢献していきたい」と誓いの言葉を述べました。
渥美組合長は卒塾生に「一年間、天候に左右される農業の楽しさと難しさを学ばれたと思う。これからは産直出荷者として地域農業の発展に寄与していただきたい」と、入塾生には「農業の魅力や産直出荷についての留意点など覚えることはたくさんあるが、半田文夫塾長の指導のもと、産直出荷者としての知識と技術を身に付け、精力的に根気良く取り組んでいただきたい」とそれぞれ激励しました。
産直就農塾は15年度に開講しました。塾生は販売農家を目指し、栽培技術や農薬の知識、農業機械の扱い方などを1年間学びます。これまで210人が卒塾し、156人が産直運営協力会員として登録しています。