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小玉スイカの授粉作業開始

  • 刈谷露地園芸部会「SKI」

2024/4/29

  • 雌しべの先に花粉を付ける野々山さん

JAあいち中央管内の刈谷市北部地区で、4月下旬から小玉スイカの授粉作業が始まりました。同地区では、小玉スイカの栽培が盛んで品種は「おおとり2号」。果肉は、鮮やかな黄色で強い甘味が特徴。授粉作業は5月下旬まで続きます。

JA刈谷露地園芸部会のグループ「SKI」では、6人の生産者が約1.8ヘクタールで小玉スイカを栽培。6月上旬から7月中旬にかけて、名古屋の市場や同JA産直店舗へ出荷します。1玉2.5キロ前後で、今年は約1万2千個(共選)の出荷を目指します。

刈谷市東境町の約12アールで小玉スイカを栽培している同グループの野々山智さんは、花の咲き具合を見ながら作業を進めます。授粉作業は確実に着果させるため、すべて手作業で行います。当日咲いた状態の良い雄花を選んで摘み取り、雌しべの先に丁寧に花粉を付け、交配した目印のテープを茎に巻き付け、授粉日を記録します。野々山さんは「スイカは天気の影響を大きく受ける。毎日よく観察して、防除や鳥害対策など人間が栽培管理をしっかりと行い、今年もみんなに喜ばれるおいしいスイカを作っていきたい」と話しました。

6月16日には小玉スイカ中心の「すいかの朝市」を、7月7日には大玉スイカ中心の「すいかの朝市」を開く予定です。