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赤シソシーズン到来 収穫スタート

  • 碧南しょうが・しそ部会

2024/5/30

  • 専用の機械で収穫される赤シソ

JAあいち中央管内の碧南市で、特産の赤シソの収穫が始まっています。今年は3月中旬の播種後、気温の低下や雨の影響により発芽遅れが懸念されましたが、下旬以降の気温上昇と共に順調に発芽し、例年並みの生育となりました。収穫は5月25日からスタートし、色・ツヤ・品質ともに良好な出来。碧南市は愛知県内一の産地で、和歌山県など梅産地の出荷ピークに合わせて出荷しています。

JA碧南しょうが・しそ部会は、11戸が約14ヘクタールで赤シソを栽培。JAでは日量約1500ケース(1ケース300グラム×10袋)を集荷。出荷は7月上旬まで続き、名古屋や岐阜といった中京市場を中心に関西、関東、北陸地方へ総出荷量130トンを見込んでいます。

約90アールで赤シソを栽培する部会の伊藤正敏副部会長は、生育状況を確認しながら、専用の機械で軸が入らないよう浅めに上部を刈り取っていきました。収穫した赤シソは水洗いした後、葉を傷めないようネットに入れて機械で脱水。その後、軸の長さを確認して袋に詰めます。同部会は、出荷基準に軸の長さを設けており、市場からは「軸が短いので、消費者からも喜ばれている」と好評価。JAは鮮度を保つために出荷後に予冷処理し、保冷車で出荷しています。

伊藤副部会長は「安全・安心はもちろんのこと、『色良し・艶良し・香り良し」を目標に、良いものをお届けできるよう部会一同で取り組んでいる。これからの時期、梅干しやジュースなどでたくさん使っていただきたい」と話しました。