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イチジク高品質へ 栽培管理など講習

  • いちじく部会

2024/7/12

  • 山口専門員から管理作業のポイントを聞く部会員

JAあいち中央いちじく部会は7月12日、安城市赤松町にあるJA総合センター内生活館と碧南市古川町のJA碧南北部営農センターで、「2024年度 露地いちじく夏期管理及び熟期促進剤 講習会」を開きました。部会員や関係者ら両会場合わせて69人が参加。露地イチジクの出荷が始まるのを前に、栽培管理や熟期促進剤の使用時期などを確認しました。

竹内直人部会長は「来週には梅雨が明けるとの予報。早い方は7月末には色づいてくる。今日は夏期管理の講習会。しっかり学んでいただき、良いイチジクを栽培してほしい」とあいさつしました。

県西三河農林水産事務所農業改良普及課の山口千明専門員が、摘心や摘心後の副梢の管理、病害虫対策についてポイントを押さえながら説明。「着果数の制限や果実肥大の促進など摘心作業の目的を改めて確認してほしい。台風・長雨対策として、雨水は園外へスムーズに排水されることが重要。収穫が始まってしまうと手が回らない。園内に排水用の溝を掘るなど、今のうちに水が停滞しない対策をとってほしい」と呼びかけ、病害虫対策について「ハダニ類は高温乾燥条件で発生しやすい。梅雨明け後に注意。防除は早め早めに。葉を残すことが来年の樹勢に影響する」と話しました。

部会は、安城市・碧南市・刈谷市・高浜市で137がハウスと露地合わせて約23.7ヘクタールで栽培しています。ハウスイチジクは8月上旬まで、露地イチジクは7月下旬から出荷が始まる予定。中京・京浜・北陸地区の市場へ約300トンの出荷を見込んでいます。