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ニンジン畑にトラップ 農薬削減へ300カ所

  • 碧南人参部会

2024/8/6

  • 圃場にフェロモントラップを設置する角谷さん(右)と部会員

JAあいち中央碧南人参部会は、碧南市内などニンジン圃場にハスモンヨトウ対策としてフェロモントラップを設置しました。農薬の使用回数を減らし、安全・安心な農産物を作ることを目的に行っています。8月中旬から始まる同市のブランドニンジン「へきなん美人」の播種作業前に毎年行っています。

8月6日には、碧南東部地区や前浜地区で部会員やJA職員ら18人が参加し、145カ所に設置。今後順次、同市内や隣接する西尾市内の圃場にも設置し、全体で約300カ所に設置します。

以前は、台風などの強風でトラップが飛ばされ回収していましたが、強風に耐えられる仕様にJA職員が改良。回収する手間や危険性が減る効果が上がっています。
部会の生産管理リーダーの角谷到さんは「ハスモンヨトウの幼虫は発芽後のニンジンの葉を食べてしまい、葉が少なくなるとニンジンの生育にも影響が出る。品質維持に防除は欠かせない。その他の対策も関係者や地域の方の協力の下、しっかり行っていきたい」と話しました。

部会は117人が約118ヘクタールでニンジンを栽培。県内一の出荷量を誇ります。2023年度は約7473トンを出荷しました。「へきなん美人」のブランド名で、中京市場を中心に北陸や関西、関東方面にも出荷しています。