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出荷・選果作業に汗 とげなし美茄子 数量回復傾向に

  • ナス部会

2024/10/18

  • 大きさや形などを確認しながら収穫する杉浦部会長

JAあいち中央管内の碧南市と安城市で、トゲがなく収穫や調理に便利と評判のナス、「とげなし美茄子(びーなす)」の出荷が本格的に始まりました。

JAナス部会では促成ナス栽培に取り組み、部会員7人が約1.6ヘクタールのハウスで栽培。愛知県が育成したヘタにトゲのない品種「とげなし輝楽」を、JAあいち三河、JA西三河との広域共計組織「西三河促成なす部会」を通じ、「とげなし美茄子」のブランド名で共同出荷しています。今作は定植時期の9月まで続いた酷暑の影響で、生育・着花の不調がみられました。出荷開始が例年より10日程度遅れましたが、出荷量は徐々に回復傾向にあります。品質は良好で、来年7月上旬まで約225トンの出荷を見込んでいます。

碧南市下洲町で約23アールを栽培する同部会の杉浦亀代光部会長のハウスでは、早朝から奥さんと2人で収穫作業を行っています。生育具合や傷の有無、大きさ、形などを確認しながら、ひとつひとつハサミで切り取り収穫します。杉浦部会長は「暑さの影響はあったものの、平年並みに生育している。『とげなし美茄子』は、焼いたり、煮たりして食べるとトロっとしておいしい。お店で見つけたら、ぜひ手に取っていただき食べてほしい」と話しました。

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