トピックスレポート
ダイコンで出前授業
- 刈谷露地園芸部会
2024/11/19
- ダイコンを手に授業をする野々山部会長
刈谷市の学校給食では、地元産の農産物を使ったメニューの提供が進められています。学校給食を通じて、地元産食材を使った郷土料理を受け継いでいくこと、生産者から直接話を聞き、農業を身近に感じてもらい、食べることの大切さを学ぶことが目的。2015年から始まりました。
11月19日には、JAあいち中央刈谷露地園芸部会が栽培するダイコン約1トンが同市の学校給食センターに持ち込まれ、同市内の幼児園、小・中学校の給食の「刈谷市産大根のみそ煮」の食材に使われました。
ダイコンを栽培する同部会員3人が、同市日高町の同市立日高小学校を訪れ、5年生約100人にダイコンの栽培方法や工夫、こだわりなどを話しました。まっすぐに成長したダイコンと葉付きの大きく曲がったダイコンを手に、曲がったままでは出荷できないが、カットしたり、切り干し大根にしたりして出荷して、フードロス削減にも努めていることも伝えました。
授業を聞いた生徒は「学校でダイコンを育てているが、肥料など丁寧にあげないといけなかったと思った。農家さんの話を聞いたら、給食を食べることがより楽しみになった」と話しました。
授業を行った同部会の野々山智部会長は「地元でダイコンが作られていること、そして作る大変さを伝えられたと思う。食の大切さを知って、地元の野菜をたくさん食べてほしい」と話しました。 11月下旬から1月にかけて、同市産のダイコンやハクサイ、キャベツ、サトイモ、カリフラワー、ブロッコリー、切り干し大根を使った給食メニューが提供される予定です。
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