トピックスレポート
冬の味覚 出荷最盛 ニンジン甘さ増す
- 碧南人参部会
2025/1/10
最盛期を迎え収穫される「へきなん美人」
愛知県内で最大のニンジンの産地、碧南市で、冬ニンジンの収穫が最盛期を迎えています。1、2月は、収穫量がピークを迎えるだけでなく、寒さが厳しくなることでニンジンが最も甘くなる時期です。JAあいち中央碧南人参部会では「へきなん美人」のブランド名で、中京市場を中心に北陸・関西・関東方面に出荷します。鮮やかな紅色と強い甘さがあり、ニンジン独特の臭みが少ないのが特長。3月上旬まで総出荷量7000トンを見込みます。
今作は、播種期の8月下旬の大雨や9月以降も続いた高温などの影響で発芽不良や生育遅延が散見されました。例年に比べ収穫量は少ないものの、日々の散水など生産者の適切な管理により、「へきなん美人」ブランドの名に恥じない品質に仕上がっています。
加藤浩孝副部会長の圃場では、専用の収穫機でニンジンを次々と引き抜き、作業を進めました。水洗い後、等階級ごとに選別、箱詰めしました。加藤副部会長は「夏の暑さの影響で栽培に難しい環境が続いたが、例年通りの高品質でおいしいニンジンができた。ジュースやサラダで食べていただきたいが、今は大変寒いので、鍋物などで食べてほしい」と話しました。
部会は、同市南部地区を中心に109人が約110ヘクタールでニンジンを栽培。ニンジンは朝収穫するとひび割れの危険があるため、部会では昼からの収穫を中心としています。
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