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イチジク接ぎ木講習 露地の管理と防除暦も説明

  • いちじく部会

2025/3/3

  • イチジクの春季栽培管理を説明する山口専門員

JAあいち中央いちじく部会は3月3日、安城市赤松町のJAあいち中央総合センター内生活館で「いちじくこよみ説明会及び接木講習会」を開きました。部会員や県、JA職員ら60人が参加。露地イチジクの栽培管理が本格的に始まるのを前に、防除こよみや3月から4月の栽培管理を学んだほか、農薬の使用における基礎知識について確認しました。

県西三河農林水産事務所農業改良普及課の山口千明専門員は「接ぎ木の穂木は、小指の太さほどの細めの方が良い。台木より必ず細い枝を使うことが大事。台木の調整では、穂木と台木の形成層を合わせること。差し込んだ先端が密着するようにしてほしい」と話しました。

部会の竹内直人部会長は「少しずつ暖かくなり、これからイチジク栽培が本格的に始まってくる。昨年は暑さの影響で収量が減ったが、講習会などでしっかり確認し、昨年を上回る収量を目指していきたい」と話しました。

部会では、安城市や碧南市、刈谷市、高浜市で127人がハウスと露地合わせて約23.4ヘクタールで栽培しています。ハウスイチジクは3月下旬、露地イチジクは7月下旬から出荷が始まる予定。中京・京浜・北陸地区の市場へ約277トンの出荷を見込んでいます。

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