チンゲンサイ生産部会
平成3年に出荷サークルとして発足し、平成8年に生産基盤の安定を図るため、生産部会となりました。施設面積約6.6ヘクタール、年間作付けの延べ面積56ヘクタールの規模で、年間約1,400トンのチンゲンサイを栽培・出荷しています。
部会活動の特徴
部会では夏の高温対策技術の開発と品種・作付け方法を統一。施設の一角を仕切ったスペースで、暖房機を利用した苗の安定生産を図り、施設の有効利用と経費節減、苗の移動距離短縮による省力化を実現し、年間8、9回の周年栽培体系を確立しています。
また、毎月の全体会議に合わせて目ぞろえ会を開いています。集荷されたチンゲンサイから部会員ごとに一箱ずつ取り出し、一箱当たりの重量や大きさの揃い、病害虫が無いかなどを確認し、部会員の出荷規格を統一しています。
環境と安全に配慮した取り組み
年2回の土壌診断の実施や部会専用有機質主体肥料「チンゲンサイペレット026」の利用、食品の残りかすによるリサイクル堆肥も併用します。また、化学合成農薬を削減するために季節別に栽培密度を変更し、防虫ネット、性フェロモン剤などを導入しました。 平成13年度には、部会員全員がエコファーマーに認定され、JAあいち経済連の「いきいき愛知」の認証も受けました。平成19年度からは化学合成農薬・化学肥料の5割低減に取り組み、平成27年1月には部会として、エコファーマーの認証を取得しました。加えて、環境安全推進マニュアルを基に「チンゲン菜部会版やろまいシート」を作成し、全員が農業生産工程管理(GAP)に着手。
知名度向上と消費拡大に向けた取り組み
部会員による量販店での試食宣伝会や生協と連携した交流会、学校給食への食材供給なども行っています。また、子どもを招いた「もぎとり体験会」や地域の人を積極的に雇用するなど、地域貢献にも取り組んでいます。
生産者の栽培コメント
- 品種及び栽培時期に応じて特に水のやり方に注意して良い品物をつくように心がけています。
- 基本は土づくり!肥沃な土壌にするように心がけています。
- 健全な苗の育成に努めています。
- 適期収穫に努め、消費者みなさんに鮮度の良いものをお届けできるように努めています。