胡瓜生産部会(これまでの歩み)
昭和50年に広域共販体制の確立や品種の統一、栽培技術の向上を目的に、広域生産出荷組織「西三河冬春きゅうり部会」として設立。JA西三河とともにそれぞれ選果機を整備し、共計共販体制のもと「三河みどり」の名称でブランド化を確立しています。
部会では、産地化への取り組みとして、平成8年に大型選果機を導入。生産と選別・箱詰めを分業化し、生産者は栽培に専念できる体制となり、規模拡大を図ってきました。また、生産者の収量格差縮小、時期的な収量変動是正、収穫・整枝作業の単純化を図るため、栽培体系を「摘芯栽培」から長期一作の「つるおろし栽培」へ移行しました。
平成13年には、生産組織の再編による部会活動の活性化を図るため「目的別委員会」を設立。有望品種の試作・評価を担う「技術検討委員会」、各種資材の展示・評価、共同購入資材の選定などを担う「資材検討委員会」、付加価値に結びつく出荷形態の調査・商品開発、消費宣伝会を担う「販売促進委員会」、青年部による「病害虫予察委員会」の4つの委員会が下部組織として活動。また、平成22年からは支部活動を強化。支部単位でのほ場巡回や夜間勉強会を開き、生産者の交流も図られています。
- ハウスの中のキュウリ
- 夜間勉強会の様子
カッパドーム
平成8年に新しく導入されたきゅうり選果場の愛称です。
きゅうりが好物な河童が命名の由来です。
各農家で収穫された"三河みどり"が選果機によって規格(6等階級)どおり分けられ、箱詰めされます
- カッパドーム
カッパドームに運び込まれたキュウリが、どのように出荷されるか
のぞいてみよう!!
STEP.01
集荷されたキュウリは、建物の二階にあるコンベアに並べられます。
STEP.02
パートさんが一本一本丁寧にキュウリをならします。
STEP.03
ならされたキュウリはこの後、選果・選別されます。
STEP.04
選果・選別されたキュウリは、一箱あたり5kgになるように箱詰めします。
STEP.05
箱詰めされたキュウリはコンベアを通り、梱包機に向かいます。
STEP.06
梱包されたキュウリは建物の一階へ移動し、荷造りされます。
荷造りされた箱をパートさんが手降ろしでパレットに積み込み、出荷されます。