碧南人参の日に給食用400キロ提供
2025/1/23
JAあいち中央碧南人参部会は、1月23日の「碧南人参の日」をPRするため、碧南市内の保育園・幼稚園・こども園・小中学校の給食メニュー用に、同部会が栽培するブランドニンジン「へきなん美人」約400キロを寄贈しました。地域の子どもたちの食育と地産地消のきっかけづくりに貢献したいと2010年から始まった取り組みです。寄贈したニンジンは、幼稚園・小中学校では「にんじんしりしり」と「へきなん美人の豆乳みそ汁」、保育園・こども園では「へきなんうどん」として1月23日の給食に提供されました。
同市塩浜町の碧南市立築山保育園では給食の前に、部会から提供された葉付きの「へきなん美人」を使って、保育士が色や形、栄養、食べ方などを園児に教えるとともに、同市がニンジンの名産地であることを伝え、食べる楽しみのきっかけづくりをしました。園児は「へきなん美人」を触ったり、においをかいだりして、楽しく学びました。当日のおやつには、すりおろした「へきなん美人」を使った「人参ドーナツ」も提供されました。
部会の山中重信部会長は「「へきなん美人」はニンジン特有の臭みが少なく、甘くておいしいニンジンと知ってほしい。大きくなって地元を離れても、「碧南と言えば「へきなん美人」というおいしいニンジンがある」と、周りの人たちに伝えてほしい」と話しました。
碧南市は冬ニンジンの指定産地に認定されており、県内一の出荷量を誇ります。「へきなん美人」の出荷は1、2月をピークに2月下旬まで続きます。「碧南人参の日」は、「いい(1)にんじん(23)」と読む語呂合わせと、碧南人参がいちばん熟して甘くなる時期にちなんでつけられ、記念日は2008年から一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。
「へきなん美人」を触って学ぶ園児
生搾りジュース試飲 店頭でPR
2025/1/12
JAあいち中央碧南人参部会は1月12日、安城市東栄町のJAファーマーズマーケットでんまぁと安城北部と同市福釜町の同でんまぁと安城西部で碧南市のブランドニンジン「へきなん美人」のPRイベントを開きました。1月23日の「碧南人参の日」に向けて、同部会の部会員8人が「へきなん美人」のおいしさを知って、選んでもらいたいと生搾りジュースを来店者に振る舞いました。
碧南市は冬ニンジンの指定産地に認定されており、県内一の出荷量を誇ります。1、2月は「へきなん美人」の出荷最盛期。「碧南人参の日」は「いい(1)にん(2)じん(3)」と読む語呂合わせと、碧南人参がいちばん熟して甘くなる時期にちなんでつけられ、記念日は2008年から一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。
同部会商品管理チームリーダーの山中力四郎さんは「『へきなん美人』は今が旬で、一番甘みがのっている。甘み・おいしさを伝えやすいジュースの試飲を通して、直接『へきなん美人』の魅力を伝えられた。お客さんからのうれしい反応ももらえ、もっとおいしい『へきなん美人』を作ろうと改めて思えた」と話しました。
「へきなん美人」の生搾りジュースの試飲を勧める部会員(左端)
冬の味覚 出荷最盛 ニンジン甘さ増す
2025/1/10
愛知県内で最大のニンジンの産地、碧南市で、冬ニンジンの収穫が最盛期を迎えています。1、2月は、収穫量がピークを迎えるだけでなく、寒さが厳しくなることでニンジンが最も甘くなる時期です。JAあいち中央碧南人参部会では「へきなん美人」のブランド名で、中京市場を中心に北陸・関西・関東方面に出荷します。鮮やかな紅色と強い甘さがあり、ニンジン独特の臭みが少ないのが特長。3月上旬まで総出荷量7000トンを見込みます。
今作は、播種期の8月下旬の大雨や9月以降も続いた高温などの影響で発芽不良や生育遅延が散見されました。例年に比べ収穫量は少ないものの、日々の散水など生産者の適切な管理により、「へきなん美人」ブランドの名に恥じない品質に仕上がっています。
加藤浩孝副部会長の圃場では、専用の収穫機でニンジンを次々と引き抜き、作業を進めました。水洗い後、等階級ごとに選別、箱詰めしました。加藤副部会長は「夏の暑さの影響で栽培に難しい環境が続いたが、例年通りの高品質でおいしいニンジンができた。ジュースやサラダで食べていただきたいが、今は大変寒いので、鍋物などで食べてほしい」と話しました。
部会は、同市南部地区を中心に109人が約110ヘクタールでニンジンを栽培。ニンジンは朝収穫するとひび割れの危険があるため、部会では昼からの収穫を中心としています。
最盛期を迎え収穫される「へきなん美人」